園の方針についてはこれまでもお伝えしてきましたが、では実際の毎日の中で、私たちが何をして、何をしていないのか。そこが見えにくいというお声をいただくことがあります。
そこで今回は、日々の保育の中で大切にしていることを、できるだけ具体的に並べてみました。「こういうことはしません」という話も多く出てきます。理由もあわせてお伝えしますので、ぜひ最後までご覧ください。
園が最も土台に置いているのが、自己肯定感です。そのために大切にしていることは次のとおりです。
【子どもの“ありのまま”の姿を受け入れる】
その表れの一つが、通年で行っている水遊び・泥遊びです。汚れることを前提に、思い切り遊べる環境を用意しています。
【子ども同士の比較をしない】
制作物の掲示はしていません。また、一斉に同じものを作ることもほとんどありません。作品が並ぶと、どうしても上手い下手が生まれ、比べる目線が生まれてしまうからです。
【「やる」だけではなく「やらない」という選択も尊重する】
やらないことを選んだ子に、無理にやらせることはしません。
【学年で区切らない】
発達に合わせて、自分らしく過ごせる場所で生活できるようにしています。
比べられないこと、そのままの自分を受け入れてもらえること。この積み重ねが、自己肯定感につながっていくと考えています。
泥だらけになって遊ぶ子どもたち
学びについては、「どのタイミングで、誰の意欲で始まるか」を大切にしています。
【頑張れを言わない】
すでに頑張っている子に「頑張れ」は必要ありません。
【自分が興味を持ったタイミングで行う】
大人が決めたタイミングではなく、その子の中で興味が芽生えた時が、いちばん深く学べる時です。
【「やる」だけではなく「やらない」という選択も尊重する】
これは自己肯定感の項目と重なりますが、学びの場面でも同じです。
【服の汚れについて】
思い切り遊べば服は汚れます。汚れを気にして遊びをためらってしまうことがないように、汚れることを前提にご用意いただけると助かります。
【文字や数字をワークなどで教えることはしない】
その代わり、文字や数字に興味を持てるような遊具や環境作りに注力しています。例えば、ひらがな札などがそうです。
教え込むのではなく、興味を持てる環境を用意して待つ。これが園のスタンスです。
行事や日々の活動については、次のような考え方で進めています。
【『練習の成果』ではなく『日常の延長』】
行事のために練習を重ねてその成果を見せる、という形は取っていません。普段の遊びや生活の延長線上にあるものを、行事の日に見ていただく形です。
【行事のあり方】
子どもたちが内容を考え、準備や運営もしていきます。企画や参画そのものが、大切な経験になると考えています。
【参加の方法も様々】
同じ種目でも、プレイヤーとして参加する子もいれば、応援という形で参加する子もいます。どちらも立派な参加です。
【活動の選択、参加方法の選択】
何をするか、どう関わるかを、子ども自身が選べるようにしています。
【話し合いで決めていく】
目指しているのは子ども自治です。ルール作りも含めて、生活を自分たちで営んでいく姿を、ゴールとして描いています。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
園の考え方をお伝えしてきましたが、実際に入園してみて、合う合わないが出てくることもあると思います。
そんな時は、転園という選択肢があることもお伝えしています。無理に合わせ続けるよりも、その子とご家庭に合った場所を選ぶことのほうが、「お互いにとって良い選択」になると考えているからです。
気になることや、うまく飲み込めないことがありましたら、いつでもお声がけください。一緒に考えていければと思います。
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